フランスでは牛肉を生で食べることができる。人気のメニューは「タルタル」という、いわゆるユッケのような生牛肉のたたきで、カフェやレストランの定番だ。なんでも、牛肉の流通経路が日本より、直接的で新鮮なまま肉を食べることができ… 続きを読む フランス、肉食について
ワインはいつも性善説
ソムリエにとって、この世においしくないワインは存在しない。 さて例として、イタリアの日光を存分に浴びて収穫された、酸味と甘みのとれた最高においしいトマトのペーストをもらったとする。 せっかくもらったこのトマトペースト、ど… 続きを読む ワインはいつも性善説
夏のパリ
東京は今年も猛暑だという。ここ10年の温暖化は肌で感じられて、日本の本州はもはや亜熱帯ではなく熱帯に入るのではないかと感じてしまう。 欧州でも2010年代より、異常な猛暑が襲い、2015年の7月のパリでは40年ぶりに摂氏… 続きを読む 夏のパリ
フランス旅行のお土産
フランスから帰国する際のスーツケースは、だいたい行きより5~6キログラム増えて帰ってくる。これだけは慣れたもので、量らなくても往路は大体13~16キログラムに収まり、それが復路の搭乗時にはスケールが18~21キログラムの… 続きを読む フランス旅行のお土産
珈琲派、紅茶派
フランス語で「カフェ」とは、喫茶店のことであり、同時にun café(1杯のコーヒー)を意味する単語だ。同じ喫茶店を意味する言葉が日本語では、”喫”と”茶”の字が入るのに対して、フランス語では“コーヒー(珈琲)”そのもの… 続きを読む 珈琲派、紅茶派
ラ・セーヌと右岸、左岸
パリの街はルーヴル美術館のある1区から、カタツムリの渦のように時計回りに2区、3区…と20区まで区分されている。12区と13区の間からパリ市内に流れ込んだセーヌ川は4区と5区、1区と6区、8区と7区、最後に16区と15区… 続きを読む ラ・セーヌと右岸、左岸
キャトーズ・ジュイエ
そうか、本日は14 juillet(キャトーズ・ジュイエ ※7月14日)だ。フランス建国記念日である。現地では毎年、朝10時頃よりシャンゼリゼ通りからコンコルド広場まで盛大な軍事パレードが行われ、夜には各地で花火が打ちあ… 続きを読む キャトーズ・ジュイエ
フランス人、おしおきはクッキー
クッキーが好きだ。フランス語ではBiscuit(ビスキュイ)がいわゆる全般的なクッキーを呼ぶ語で、イギリスのショートブレッドのようなバター多めのホロホロとしたタイプのクッキーはSable(サブレ※日本語で「砂」の意味)と… 続きを読む フランス人、おしおきはクッキー
パリと乾燥と私
7月、東京はまだ梅雨明けず、じめじめとしている。この湿度は、わざわざ大切な服や靴をピンポイントで狙ってるかのようにカビを生やしたり、しかしおかげで我々の肌の潤いを保ってくれている。 フランス、特にパリは本当に乾燥している… 続きを読む パリと乾燥と私
エビチリとクレマン(お家ごはんとワイン)
中華料理のエビチリとクレマン(フランスのスパークリングワインの一種)の合わせについて。 初っ端から中華という応用編になるが、まず、ワインの合わせ方に”絶対の正解はない”というところから始めたいのだ。 有名ソム… 続きを読む エビチリとクレマン(お家ごはんとワイン)